After Effectsのトラックマットと親の使い方!!

After Effectsのトラックマットと親の使い方!!




今回の記事では、After Effectsのタイムラインパネル内のトラックマットより右側にあるもののご説明をさせていただきます。
こちらでタイムラインパネル内の機能についてのご説明は終了いたします。

合成の方法についても記入してますので、ぜひ一読いただけましたら幸いです。

トラックマットで切り抜き

モードの隣にあるのは、「下の透明部分を保持」と「トラックマット」です。
トラックマットは、モードのステンシルアルファやシルエットアルファに似ています。

使い方としては、
2つの素材を用意。
1つは、テロップなどくり抜きたいアルファがついた素材。
※アルファがないと意味がないです。
2つ目は、背景などになる素材です。
アルファがある素材を上に置き、トラックマットで選択します。
タブの中には、アルファマット、アルファ反転マット、ルミナンスキーマット、ルミナンス反転マットがあります。それぞれの隣に上の素材の名前が出てきます。

アルファマットは、上の素材で下の素材がくり抜かれます。
アルファマット反転マットは、上の素材の部分だけ、下の素材がくり抜かれます。
ルミナンスは、明るく見えるほうがよりくり抜かれます。
ちなみに、B100%は丸々くり抜かれますが、Sの%を上げていくとだんだんと抜かれ方が弱くなってきます。

ステンシルアルファやシルエットアルファとの違い

モードとトラックマットの大きな違いは、その他の素材やレイヤーに関係します。
モードでは、上のぬく素材のモードを変更し、下の素材に影響してきますが、トラックマットでは、下の素材に適用し、2つで1つというような考え方になります。
また、モードの場合、その下にあるレイヤー全体に影響がでてしまうのに対して、トラックマットは二つの素材のみに影響します。
したがって、モードで行った場合は、下にどれだけ素材があってもアルファができてしまい、トラックマットは、下の素材が生きたまま表示されます。

下の透明部分を保持は一括でくり抜く

下の透明部分を保持は、アルファのない背景となる素材を上に置きます。
下にアルファがある素材を複数配置し、クリックすると、アルファがある素材全体でくり抜かれます。
こちらの反転はありませんので、個別に調整したい場合は、シルエットアルファで作るようにしましょう。

親とリンクで動きをコピー

親とリンクは、トランスフォームで動きを付けた素材と同じ動きを他の素材にも付けたいときに利用します。
これを利用すれば、素材ごとにキーフレームを打ち、修正したら全部修正するということはありません。
また、個別に回転をかけたいなどの調整も可能なため、かなり便利な機能です。

方法は2つあり、1つ目は、動かしたい素材の親とリンクと書いてあるぐるぐるマークを動いている素材までドラッグする。これで同じ動きになります。
2つ目は、タブを開いて指定します。こちらは、レイヤーが多くなり上下しないといけないときなどに利用すると便利です。

キーはキーフレームを打つことと移動

キーフレームが打たれている素材で表示されます。
三角はキーフレームの移動、点はキーフレーム打つものです。
こちらの記事で解説してますので、ご覧ください。
Premiereのモーションを使いこなし誰でもプロ技を再現!

スイッチの隣に移動させておくと作業がしやすいです。
キーの名前のところをドラッグアンドドロップで動かすことができます。

インアウトとデュレーション伸縮をうまく使いこなす

一番右にあるインとアウト、デュレーションと伸縮をうまく使いこなしましょう。
After Effectsでは、動画のように尺が決まっていない、静止画やテロップなどの素材は、コンポジションの最初から最後までに入ります。
したがって、途中で消したい場合などは尺を調整する必要が出てきます。ショートカットキーでも可能なため、そちらも含めてご説明します。

インとアウトは尺は変わらず平行移動する

インとアウトにタイムが書かれています。こちらは素材の尺を変えずに指定されたタイムに平行移動します。
こちらはタイムライン上でも可能で、バーがあるところで、素材を選択し、「を押すとイン、」を押すとアウトになります。

デュレーションと伸縮はスピードの変更

デュレーションと伸縮はスピードを変更されます。
静止画やテロップなどの場合、モーションをかけていない場合は、それでは変化しませんので、そのまま尺を変更していただけましたら、問題ありません。
しかし、モーションをかけた静止画やテロップ、動画の場合、素材は尺が縮まると速い動きになります。逆に広がると遅い動きに変わります。
したがって、デュレーションは尺が変わるわけではなく、素材のスピードが変更するとお考えください。
こちらにはショートカットキーはデフォルトでは設定されていません。

素材を途中でカットしたいとき

素材を途中でカットしたい場合は、タイムライン上で行います。
素材を選択し、Alt+「でタイムラインバーの前の部分が削除され、Alt+」でタイムラインバーの後ろの部分が削除されます。
こちらは両端をドラッグすると元に戻ります。









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