Premiereのエフェクトの概念が5分でわかる初心者向け解説!!

Premiereのエフェクトの概念が5分でわかる初心者向け解説!!




これまで、一通り、編集の仕方と動画の書き出し方についてご説明してきました。

これまでの方法で、一応動画としては成立しますが、もう少し、作品レベルを上げるためのテクニックを紹介していきます。
このテクニックを使いこなせば、Premiereでの動画編集技術も、作品の質も格段にUPします。

今回は、総じて概念の話になります。

Premiereにはたくさんのエフェクトやモーションなどがあります。

これらを単体で使用したり、複数組み合わせたりしながら、効果的に表現していきましよう。

タイムライン上の映像素材や、音楽素材、テロップなど1つ1つを「素材」や「クリップ」と呼んでいます。

エフェクトとモーションとトランジションの違い

「エフェクト」と「モーション」と「トランディション」はそれぞれ違います。

大枠でひっくるめて言えば「編集効果」とさせていただきます。

ただ、そもそもの考え方や概念が違うため、一つ一つ理解することで、今後、さらなる編集テクニックを身につける時に役立ちます。

エフェクトはクリップ単体に反映する効果

エフェクトはクリップ単体につく効果です。

他のクリップに影響することはありません。

つまり、タイムライン上の両隣の素材や、上や下に配置した素材には、一切その効果は適用されません。

このエフェクトをかける1つの素材のみの効果です。

これを「エフェクト」と呼んでいます。

 

エフェクトは影響されない
例えば、全体的に映像をぼかしたいなどの効果を入れたいとします。その時は「エフェクト」パネルから「ブラー&シャープ」

「ブラー(ガウス)」を素材にドラッグ&ドロップし「エフェクトコントロール」パネルで「ブラー」の数値を上げるとぼんやりとした効果になります。

参考画像では、街の映像にブラーエフェクトがかかっています。しかし、テロップははっきりしています。これはクリック単体にかけている効果だからです。

トランジションは二つのクリップのカット変わりに影響する効果

次に「トランジション」は二つのクリップのカット変わりに影響する効果です。

これは、カットが変わる時に、だんだん変わっていったり、スライドして変わったりする効果を言います。

この効果をつけて、他に何も素材がない時は、黒い画面とトランジションするため、黒く変化していきます。

 

トランジションの例

モーションはクリップの位置や大きさなどを変更できる効果

そして、「モーション」は、クリップの位置や大きさを変更する効果を言います。

「エフェクトコントロール」パネルを開いてください。

上から、

「モーション」
→「位置」「スケール」「回転」「アンカーポイント」「アンチフリッカー」

「不透明度」
→「不透明度」「描画モード」

「タイムリマップ」
→「速度」

となっています。

モーションの中身

タイムラインの概念

音で少しだけ触れましたが、タイムラインの概念としては、「レイヤー」と捉えるとわかりやすいかと思います。
Premiereでは「トラック」と出てきますが、わかりやすいようにレイヤーと呼びます。

横ラインは時間軸。縦ラインはレイヤーです。

上にくるものが一番上に表示され、下にあるものは下に表示されます。

Illustratorでも、Photoshopでもそうですが、アルファチャンネルになっているものは透明になります。

これは、Premiereでも同じ原理になります。

 

タイムラインはレイヤーになっている

IllustratorやPhotoshopとの決定的な違いは、1枚の絵か連続した絵かの違いです。

モーションやトランジションを使用している場合は、その1フレームで見るよりも連続した映像で考えるように心がけてください。

一度、うまく組み合わせたのに再生すると「あれ?どっかいった」ということも起こりやすくなります。

タイムライン上のレイヤーごと無効にしたいとき

タイムライン上のレイヤーごと消したいときは、タイムラインの目のマークをクリックします。

レイヤーごと無効に

目のマークに斜線が入ったら、そのレイヤーは無効になります。

書き出したとしても、無効になってますので、書き出した動画には認識されてません。

この機能を利用すれば、日本語と外国語のテロップを入れるときに同時に並べてレイヤーを分けておき、書き出しの際にONOFFすれば、日本語、外国語を同じシーケンスから書き出せます。

この機能を使えばシーケンスを二つ作る必要もありません。

(ただし、シーケンス内をしっかりと整理しておく必要があります。)

音素材もレイヤー同じように無効にできる

音素材もレイヤーも同じ要領で有効、無効にできます。

音も同様にレイヤーごとで無効にできる

音の場合、音楽を何種類か同じように並べて、映像を流しながら聞き比べる時この機能を使うと便利です。

 









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